5. ラッカセイ作り開始! (2015年5月16日)
今回の村訪問は、連絡なしで向かいました。
私が来るというときだけ慌てて働いているようでは困りますからね!
そんなわけで、抜き打ち!ビレッジ訪問~~!!
車から降りてあいさつをあちこちにしに行くと・・・・。
むむっ!!これはもしかして!!
そうです!落花生です!殻をむいています!
おぉ~すごい量ですね~!50キロのコメ袋3つ分のタネを仕入れてきてくれたそうです。
子供たちも手伝ってくれてました。ありがとうね~!
剥いているときは、殻ごと一緒にタネを入れます。
これだけの量を、いちいち初めからタネと殻を分けていたら、時間がかかって仕方ないですからね。
かと言って、機械に頼らず、ひとつひとつ殻を剥くのですから、やっぱり大変な作業です。
まるでチームが組までているかのように、あちこちで、分担しながら作業を進めてくれていました。
私も手伝いましたが、指が痛かったです。途中から、子供たちのように、かじりながら殻を剥いていきました。
でも、こっちの人は慣れているから、落花生を、ゆで卵の殻を割るように叩いて、超スピードで剥いていくのです。
私もやってみましたが、なかなか上手くいきませんでした。
それでも一生懸命にがんばって殻を剥いていると、「ちょっと炒ってきたから、食べなさい」と炒りたてのピーナッツを渡されました。
たくさん炒ったピーナッツの一部。
日本人の感覚だと、普通、いくら手伝っている立場だからって、ひとのものを勝手に料理しちゃうなんて
なかなか遭遇することが難しい状況なんじゃないかと思うんだけれど、
こっちの人は、すがすがしいほどにそういうこと気にしないのね。「いっぱいあるんだからちょっとくらい食べなさい」って感じで。
なんか、ふとまわりを見たら、みんな口もぐもぐ動かしてて、殻を剥きながら、時々剥いたのをそのまま食べてるんですね。
ちゃぶ台があればひっくり返してるところでしたが、この程度のことで怒ってたら、この村の人とはというかこの国の人とは
やってけませんからね。我慢我慢です。
ある程度の量の殻を剥き終わったら、なんて言うんでしょうね、平らなざるみたいなのを使って、シェイクすると、
殻とタネに分かれていくんです。
見ていると、なんだか気持ちよかったですよ。私もやってみたかったなぁ。
はい、こんな感じで、殻とタネを分けることができました!
まだタネを植えるワーカーを編成できていないけれど、どんな感じで、植えていくのかをみせてくれるということで、
さっそく一緒に農園に向かいました。
本日も活躍してくれたのはポンピドウです。
腰に布を巻いて、その中にタネを入れて、少しずつ取り出してタネを植えていきます。
う~ん。地道な作業です。腰が痛くなっちゃって無理だな、私なら。
そんなわけで、今回の作業の報告はここまでです。
次回に続きます!
下記は番外編となります。
<番外編>ノートとえんぴつを配ってきました♪
前回、村の子供たちに、ノートとえんぴつをせがまれたという話をしましたが、
その約束を果たしてきました。
ひとり2冊ぶんのノートと学年に合わせてペンかえんぴつを選んで渡しました。
こっちの国では、科目ごとにノートを変えるということはあんまりしないので、
ノートは2冊あれば、わりと長く使えるんですけど、えんぴつ一本ずつは少なかったかな~。
配る役目をしたのが、上半身裸のおっさん。
村の子供たちのリストを作成したカリムという少年が、配った順に印をつけていきます。
後半になると、おかしな人たちがでてきました。
後ろ姿でもおっさんであることが分かるくらいおっさんです。
「イエッサー!わたくしもノートとペンをください!」とおっさん。
「わたしも明日から学校通うで~!女学生がここにおるで~!」とおばさん。
おばさんは冗談でそんなこと言っていたのですが、おっさんは本気でノートとペンを奪ってきました。
村のコミュニティブックが終わって新しいのがほしかったのだとか。(知るか!)
かわいそうだったのが、関係のないおっさんまでが、ノートをちゃっかり手に入れたというのに
リストに入れ忘れられていた数人の子供たちが手に入れることができず、しょんぼりしていたことです。
これに関しては、リストを作成したカリムのせいってことにして(卑怯)、今回もらえなかった子供たちの名前を
カリムに改めてリストの中に入れて作成してもらいました。
次回必ずノート持ってくるからね、と余ったえんぴつだけを渡してなんとか許してもらいました。